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JES2007/実行委員長からのご挨拶

プログラム

症例集2007



症例集

症例1,2
67歳 男性

【主 訴】
左間歇性跛行 (300m)
【起始・経過】
6年前より左間歇的跛行(300m)を自覚。
薬物療法で改善しないため当院紹介受診となった。
ABI 右 0.7  左 0.5
【既往歴】
頚椎症手術(右半身の知覚障害)
開腹胆摘(胆石症)
高血圧(+) 糖尿病(+) 高脂血症(+) 喫煙歴(+)
【治療計画】
左EIA stent
左SFA atherectomy / stent

症例1, 2

症例3
67歳 女性

【主 訴】
検診異常
【起始・経過】
2007年1月検診で左上腹部の石灰化陰影を指摘。
腹部CT検査で脾門部の石灰化を伴うφ20x20mmの脾動脈瘤を指摘され当院紹介受診となった。
【既往歴】
17歳虫垂切除術
高血圧(ー) 糖尿病(ー) 喫煙歴(ー)
【治療計画】
脾動脈瘤コイル塞栓術

症例3

症例4
77歳 男性

【主 訴】
検診異常
【起始・経過】
1997年頃より高血圧(遅発性)にて内服加療。
2003年、検診で腹部大動脈瘤(φ34mm)+右総腸骨動脈瘤(φ28mm)を指摘され経過観察されていたが増大傾向認め当院紹介受診となった。CT上腎動脈狭窄および軽度腎機能障害(Cr 1.8)を認めた。
【既往歴】
67歳 AMI 67歳 高血圧(+)→ 降圧剤4剤
【治療計画】
CT上、両側腎動脈狭窄が疑われたため。
初めに腎動脈stentを行い二期的に動脈瘤を治療。

症例4 CTA

症例5,6
74歳 女性

【主 訴】
右下肢間歇性跛行(300m)
【起始・経過】
2005年頃より右下肢間歇性跛行が出現。2007年より間歇性跛行(300m)悪化したため当院紹介となった。ASO以外に左RASと無症候性右頚動脈高度狭窄もある。
ABI右0.7、左 1.0
【既往歴】
遅発性高血圧(降圧剤2剤) 糖尿病(+) 慢性呼吸不全
【治療計画】
右SFA stent (Zilver PTX (薬剤溶出ステント)治験)
左PTRA
後日右CAS

症例5,6

症例7,8
78歳 男性

【主 訴】
検査異常(TAA弓部置換後)
【起始・経過】
TAAの診断で、2002年他院にて弓部置換術を施行。2006年のCTで置換した人工血管の末梢側に径6cmの動脈瘤を認めた。2007年のCTで8cmと増大傾向であるため当院紹介となった。CT上左鎖骨下動脈狭窄も疑われた。
【既往歴】
慢性心不全 SAS 腎機能低下(Cr 1.8)
高血圧(+) 糖尿病(ー) 喫煙歴(+)
【治療計画】
Gore TAG stent
左鎖骨下動脈 stent

症例7,8

症例9,10
68歳 男性

【主 訴】
腹部拍動性腫瘤、検査異常
【起始・経過】
2007年3月ごろ拍動性腫瘤を自覚。
2007年4月AMIを発症し、他院でPCI(#11)施行。そのときφ8.5cmAAAを指摘され当院紹介となった。左腎動脈狭窄(Renovascular HTN)の疑いもある。
【既往歴】
高血圧(+) 糖尿病(+)  Recent AMI(PCI)
【治療計画】
Percutaneous Stentgraft (Gore Excluder)
左腎動脈ステント術

症例9,10 CTA

症例11,12
80歳 男性

【主 訴】
検診異常
【起始・経過】
2005年検診の胸部X線で異常を指摘された。他院でCT施行し、TAA(φ5cm, saccular)と診断され経過観察されていた。2007年5月のCTで拡大(7cm)を指摘され当院紹介となった。また、4.5cmのSaccular AAAも存在する。
【既往歴】
高血圧(+) 糖尿病(ー)
60歳 脳梗塞
77歳 前立腺癌(ホルモン療法)
【治療計画】
TAA stentgraft (TAG)
AAA stentgraft (Excluder cuff, Bifurcated stentのスペースないため)

症例11,12

症例13
76歳 男性

【主 訴】
めまい
【起始・経過】
2006年脳梗塞(回転性めまい、右延髄梗塞)。頚部超音波にて右内頚動脈狭窄(75%)を認めた。2007年超音波で80%以上の狭窄を認め、治療目的に紹介受診となった。
【既往歴】
75歳 狭心症(PCI)
高血圧(+) 糖尿病(ー) 
【治療計画】
右内頚動脈stent (Filter protection)

症例13

症例14
78歳 男性

【主 訴】
右下肢間歇性跛行(10m)
【起始・経過】
2005年より間歇性跛行出現。昨年のJESにて両側CIA stent施行。
一旦症状の改善をみたが、2007年より右側SFAの新たな病変のために症状増悪した。
【既往歴】
慢性腎不全HD中
高血圧(+) 喫煙歴(+) 糖尿病(+)
ABI:右 測定不能 左0.7 (高度石灰化) 
【治療計画】
右SFA stent

症例14

症例15
76歳 男性

【主 訴】
左視野異常(チカチカする)
【起始・経過】
2007年眼科で左眼底虚血症といわれ、頚動脈超音波を施行したところ、左内頚動脈に85%の狭窄を認めたため、当科紹介受診となった。
【既往歴】
高血圧(+)、糖尿病(+)、高脂血症(+)、慢性心不全
【治療計画】
左内頚動脈stent (Filter protection)

症例15

症例16
88歳 男性

【主 訴】
検査異常
【起始・経過】
2000年、他院にて前立腺癌術後follow up中、腹部大動脈瘤を指摘された。
有名病院を複数受診したが手術不能と言われていた。
2007年7月、新聞にて当院を知り受診。
【既往歴】
慢性腎不全 HD(ー) Cr 5.9
高血圧(+) 糖尿病(ー)
【治療計画】
Stent graft (Zenith)
左内腸骨コイル塞栓

症例16

症例17
78歳 男性

【主 訴】
検査異常
【起始・経過】
2006年肺癌治療中に5cmの腹部大動脈瘤を指摘された。手術リスクが高いため経過観察されていたが、5.5cmまで増大したためステントグラフト術目的で当院紹介となった。
【既往歴】
77歳 肺癌(動注化学療法施行中)
高血圧(+) 糖尿病(ー) 喫煙歴(+)
【治療計画】
Stent graft (Zenith)

症例17 CTA

症例18
50歳 男性

【主 訴】
両下肢間歇性跛行(300m)
【起始・経過】
2007年3月頃より両側の間歇性跛行(300m)が出現し、当院紹介受診となった。ABI 右0.6、左0.7。
CT上で右CIA狭窄、左CIAのCTO。
【既往歴】
高血圧(+) 糖尿病(ー) 喫煙歴(+)
【治療計画】
両側CIA stent (Kissing stent)

症例18 CTA

症例19,20
77歳 男性

【主 訴】
両下肢壊疽、安静時痛( CLI )
【起始・経過】
2005年頃より両下肢間歇性跛行。2007年4月心不全、狭心症、大動脈弁狭窄でCABG、AVR施行。術後腎不全とともに下肢症状が悪化し、両下肢壊疽で当科紹介となった。
ABI右0.3、左 測定不能。
【既往歴】
高血圧(+) 糖尿病(+) 腎不全でHD
慢性呼吸不全
【治療計画】
右EIA stent + 右第1,4足指、踵デブリードマン
左Posterior, Anterior tibial PTA+第1-5足指切断

症例19, 20