第16回 Japan Endovascular Symposium

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2021.09.13

・「オンデマンド配信」(参加登録者限定・一部プログラム限定)を開始しました。【配信期間 11月15日(月)まで】

・「オンデマンド配信視聴用 参加登録」を開始しました。
(8月22日(日)までに参加登録がお済みの方は、新規の参加登録はご不要です)

第16回Japan Endovascular Symposium 開催ご報告

第16回Japan Endovascular Symposium(2021年8月21,22日、Web開催)を成功裏に終えることができました。

今年のJESも昨年に引き続きWeb開催でしたが、昨年のように急遽Webに切り替えての開催とは違い、あらかじめ夏にCOVID19が流行することを予測し3月にWeb開催に舵を切っておりましたので、十分に準備する事ができました。今年の参加者は988名で、2日間の延べ視聴者数は1300名を超える大盛況でした。何より嬉しかったのが参加登録者のうち約600名が全国各地の医師であったことです。以前の現地開催の際も1,000名前後の参加者を得ていましたが、学内のコメディカル・学生などの参加により参加者数が膨らんでおり、医師数は400-500名でした。医師数の参加が増えた背景として、これまでJESに参加したくても、なかなか病院を離れられず参加できなかった地方の医師の潜在的ニーズをWeb開催が拾い挙げてくれたものと理解しています。我々がいかに内容の充実したプログラムを作成しようと、参加者の皆さんが少なかったらその意義は格段に下がりますのでご参加いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。一方、Web開催の最大の欠点として議論が盛り上がらない、という事が指摘されていましたが、今回のJESで採用したWebinar形式ではWeb参加者もチャットではなく、実際に発言しての質疑応答ができましたので対面学会と同様に議論が白熱しました。また、議論への参加ハードルも下げたと感じました。例えば、今回、卒後7年目の外科レジデントから私に質問がありましたが、リアルな開催で500名以上の参加者がいる大会場ではなかなか質問できなかったのではないかと推察します。参加費は、全国各地の血管内治療医の裾野を広げ、忙しい若手の医師が一人でも多く参加できるようにしたいと願い、今年も1000円としましたが、その甲斐あって将来を担う若手医師も多数参加できたことは嬉しく思いました。

プログラムに関しては、2日間で20セッション、計22時間、そしてすべてのセッションに私が座長か演者として参加するという意欲的なプログラムを原正幸・事務局長が中心となり策定しましたが、おかげさまでどのセッションでも活発なディスカッションが展開されました。そのため、セッションの合間にあった計10回、延べ100分の休憩時間を議論に回してしまい、22時間ほぼ休憩なしで走り切りました。ありがたい事にどの時間帯でも視聴者が減ることはなく、最も少なかったセッションでも約420名の視聴がありました。ちなみに、今年の最高視聴者数を得たセッションはビデオライブ「大木隆生チャンネル@JES-RIBS」でした。この企画は様々な理由からライブ手術ができなくなりましたのでなんとかライブに近いものを提供できないかと考えた苦肉の策でした。これまで通常の学会などでもビデオライブというものは多く見て参りましたが、発表時間の短さゆえに過度に編集されたものばかりでした。このため今回は文字通りビデオライブと言えるものを届けたいと思いました。2つの長編ビデオライブはとても好評で再度視聴したいとの声が多数寄せられましたのでオンデマンド配信をする予定です。

今年は例年より一層、討論を重視したため、発表3分、討論7分を基本パターンとしました。すべてのセッションの演者が決められた時間内でご発表して下さったため、当日はプログラムに大きな遅延やトラブルはありませんでした。発表以外での遅延は私の不手際のせいですが、JESは徹底した討論をモットーとしておりますので、若干のプログラム遅延に関してはJES名物と大目に見ていただけましたら幸いです。
参加者アンケートで、「JESに求めるものは?」という質問には1)新しい知見、2)他の学会にはない徹底討論、3)大木のトークがいずれも70%強と強く支持されておりましたので、今後もこうした声に耳を傾けつつ通常学会との差別化をはかり、JESの特色を出して参りたいと思っております。第一回JESから継続してまいりましたこのアンケート調査(回答277名)でも、JESが面白かった(70%)+参考になった(30%)とすべての参加者にご満足頂けました。こうした皆さまの声からも今年のJESが成功であったという事が見て取れます。

さて、来年の開催ですが、コロナ騒動に伴う不確定要素が残っていますがワクチンの普及、医療従事者のノウハウ蓄積などにより収束に向かうでしょうから従来通り現地参加を含めたハイブリッド開催を目指します。また、JES2021に関するアンケートの回答を念頭にさらにパワーアップしたプログラムを立てたいと考えています。アンケートで来年の希望開催形式ではハイブリッド形式(64%)+Web形式(23%)と実に87%の方がWeb形式を希望しておりますので、現地開催を目指しつつもWeb参加できるようにしたいです。

なお、当初on demand配信は予定しておりませんでしたが、多くの方からご要望をいただきましたので、ビデオライブセッションに加えて、許諾が得られたプログラムにつきましては、可及的速やかなon demand配信を予定しております。公開できましたら別途お知らせいたします。

私にとって一年間でもっとも負荷のかかる2日間が無事終わり安堵しておりますが、さっそく明日から血管外科スタッフが一丸となって来年のプログラムの構想を練り始めます。

最後に改めて、JES2021にご参加いただきありがとうございました。皆さまの参加がなければ総てが無意味です。来年は対面形式で参集できる形を戻す事で新たな友を得るとともに旧知も温められることを祈念します。

JES実行委員長  大木 隆生
東京慈恵会医科大学 外科学講座
統括責任者・血管外科教授

会期:2021年8月21日(土)・22日(日)

会場:虎ノ門ヒルズフォーラム 5F メインホール ハイブリッド方式 〒105-6305 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階

実行委員長

大木 隆生

東京慈恵会医科大学 血管外科

主 催

Japan Endovascular Symposium研究会
http://www.japanendovascular.com/

実行委員長

大木 隆生

東京慈恵会医科大学 血管外科

世話人

古森 公浩、横井 宏佳、大木 隆生

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